楽酒楽肴 越冬 &長龍(奈良)
「懐かしくて新しい」蔵、長龍ワールドへようこそ!
個性豊かな日本酒(楽酒)と気楽なアテ(楽肴)の店、越冬が今年タッグを組むのは、奈良県・広陵町の長龍酒造さん。
年配の方には「な〜るほ〜ど、よいさ〜け、ちょ〜おぉおりょ〜」でおなじみの懐かしい大手蔵、若い方には近年の酒質向上がめざましい「気鋭の」酒蔵、しかしてその実態は……?
長龍酒造の沿革は、少々複雑。
まず1923年、大阪府・八尾市で酒の小売店としてスタート。
その後1963年に「共同びん詰場」の免許を取得して「長龍」のびん詰めを始めます。
1964年には 画期的新商品、樽酒のびん詰「吉野杉の樽酒」の開発に成功。
1979年に醸造を開始した広陵酒造株式会社と1993年に合併、
奈良県に長龍酒造株式会社広陵蔵を開設し、自醸を開始します。
現在の小仕込み・限定流通による酒質向上は、このあたりから始まります。
2002年には、酒造好適米「露葉風」の栽培を山添村で開始。純米酒「雄町」も新発売。
2008年に本社を奈良県広陵町へ移転し、2015年には全国新酒鑑評会の金賞受賞が通算10回目を数えるまでになりました。
というようなわけで、「一時はテレビCMもやってた大手」という年配の方のイメージも、「上質な小仕込みの蔵」という若い方のイメージも、どちらも正解だったのです。
今回のウェルカム酒は、この「懐かしさ」と「高い技術力」が一杯の中で融合した「樽酒」をセレクトしました。
この「樽酒」は、1964年の発売以来、樽酒の先駆者として長年培ってきた「樽添え」技術と、「樽材」へのこだわりが生み出す「元祖・瓶詰めの樽酒」。吉野杉の清々しい薫りと独特のまろやかなコクと旨みが魅力です。
「樽酒」は、木の樽に酒を入れておけば自然にできる、という単純なものではありません。香りの強い樽で一気に香り成分を抽出させると、油分やその他の成分も酒に溶け出し、酒税法上は「リキュール」扱いになってしまいます。
香りのみを溶け込ませ、その他の雑味のもとになる成分は溶け込ませない……この相反する課題を、独自の「技」で可能にしたのが、長龍の樽酒です。その技術は、樽酒を得意とする灘の大手蔵がわざわざ研究にきたほど。また、その技術を惜しみなく伝授したそうで、なんとも太っ腹な話です。
こだわりの樽材は、酒樽材として最高と言われる、樹齢約80年の「吉野杉」の甲付材のみを使用。この「甲付樽」に樽添えさせ、味と香りが整った最上の時を選んで瓶詰します。
この辺りの「技」が気になる方は、当日ぜひ蔵元に尋ねてみてください。「なるほど」と思える技を披露してもらえるでしょう。
このほかに当日は、長龍の「今」を体感していただけるラインナップを目いっぱい用意します。
「吉野杉の樽酒 山廃 純米 雄町 3年熟成」
「ふた穂 特別純米 雄町 2013」
「ふた穂 特別純米 雄町 2014」
「ふた穂 特別純米 無濾過原酒 2015 一火(紺ラベル)」
「蒼穂 純米原酒 うすにごり」
「稲の国稲の酒 特別純米 無濾過生原酒 2018」
「稲の国稲の酒 純米大吟醸 無濾過原酒 2015」
「四季咲 菊花開 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町 2018」
これだけのラインナップをいちどきに楽しめる機会はめったにないでしょう。「長龍って、ほんまのとこ、どうなん?」……この答えをご自身の目で、鼻で、舌で、ぜひ確かめてください!
- 住所
- 中央区本町橋7-13 松井ビル1F
⇒Googleマップで見る - 電話番号
- 06-6943-8161
- 開催時間
- 13:00〜19:30(L.O.)
- 収容人数
- 着席0名/立食25名/合計25名
- 付きだし
-
春日大名漬のケークサレ
- 料金
- 400円
- 禁煙 / 喫煙
- 禁煙
- webサイト
- http://www.ettoh.jp
- サービス酒
吉野杉の樽酒 奈良
- お酒のタイプ
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- 火入れしたお酒
- 穏やかな香り
- しっかりした味
提供温度: 常温 - 参加蔵元氏名(役職)
- 森本 敬三(営業)
- 写真